若いころは自分の意志・意欲を高めるために自己啓発本を読むことも結構ありました。
しかし...30代後半くらいからは、自己啓発系の本を若干胡散臭いと感じたり、「賢いアテクシが上から教えてあげるザマス」みたいな雰囲気を感じることが多々あったので、ちょっと苦手意識がありました。
でも、こちらの本は装丁がとってもかわいかったので手に取ってみました。
結果、この本はとても読みやすく参考になりました。
小さな習慣 感想
「BOOK」データベースより
小さな習慣とは、毎日これだけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動。この方法を使えば、すべてのことは、習慣化し、目標を達成でき、夢を叶え、人生を変えることができる。何しろ「小さ過ぎて失敗しようがない」のですから。
本書が勧めている「小さな習慣」とは、バカバカしいほど小さな行動を習慣化していくというもの。この著者の場合だったら、「腕立て伏せを毎日1回する」でした。
本当に1回だけでもいいし、気が向いたら続けてしてもよい、という感じでとにかく「腕立て伏せを毎日1回する」を続けます。
積み重ねていくとそれが習慣になり....だんだんと数を多くこなせるようになっていき、最終的には本格的なトレーニングができるようになった、と書かれていました。
「腕立て伏せを毎日1回する」なんていうのは、一見バカバカしい目標なのですが...それがとても大切で、最初から大きな目標を立ててしまうと、挫折してしまいやすいわけです。
これはきっと誰しもが経験済みですよね。
目標を立てる → 継続できなかった → 自分は何も続けることができないダメな人間だ
というあるあるにならないために「今日もできた!」を積み重ねていくのがとっても大切!この考え方、いいなぁと思いました。
できなかったことが続くと、どうしても自己肯定感が低くなっちゃう気がするので。
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「英語がしゃべれるようになる」という目標は大きすぎて挫折しそうになりますが「毎日英単語を1つ覚える」にすると、グッとハードルが下がった気がして、毎日1つなら覚えられるような気がします。
しかし、その小さな習慣(目標)は最大3つまで。
あれやこれやと何個も決めると、結局できなくなってしまいます。(そして結局、自分はダメ人間だ...になります。)
行動が習慣化するためには平均66日かかるそうです。
結構長いですよね...。
でも逆に言うと、2か月続けば習慣にできるってこと。
脳は防衛本能で変化(新しいこと)に抵抗するそうです。
なので、その「脳の変化への抵抗」を小さくするためにも「小さな習慣」であるというのが重要です。
また、小さな習慣をクリアしたことを可視化することも大切。
カレンダーに◎を書いたり、手帳にシールを貼ったりして「自分はちゃんと続けている!えらいぞー!」と自分で思うための可視化です。
やりたいことや習慣にしたいことを書き出して、少しづつ習慣化していきたいと思っています。