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夫婦や家庭の中に潜む孤独と闇『主婦病』| 読書感想文


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本屋さんで、タイトルがなんとな~く目に留まり購入。

 

収録されている「まばたきがスイッチ」は、第12回女による女のためのR-18文学賞読者賞受賞作品です。(故に性表現が多めです。)

 

主婦病 感想

 

「BOOK」データベースより

「たとえ専業主婦でも、女はいざという時のために最低百万円は隠し持っているべきでしょう」。新聞の悩み相談で目にした回答をき っかけに、美津子はある仕事を始めた─。

 

”主婦”が主人公の6話連作短編集。

 

タイトル買いしたので、主婦独特の生活や苦悩が描かれた物語かな...?と思っていたけれど全く違った...というか、対局にあるようなお話でした。

 

著者がどういう意図でタイトルを「主婦病」にしたのかは分からないけれど、20年主婦である私は、この内容でこのタイトルというのはなんだかいい気持ちはしないというか、とても安っぽい「主婦感」を感じてしまいました。

 

主婦って満たされない思いを抱えながら小さな小さな世界で生きているよね、いつまでも”女”を捨てられないなんてこと言いながらさ...みたいな感じ。

 

 

連作短編らしく少しずつお話がリンクしている感じや、滲み出る狂気、クリアな映像が浮かんでくるような表現はとても好きでした...が、登場人物の誰のことも理解はできないかな。

 

いつまでも”女”を軸にして、鬱々としたジメジメした思いを抱えながら生活している人は、もしかしたら共感できるのかも...?

 

 

昔の団地の夕暮れのような物悲しさと、どこか古ぼけた印象の作品でした。

 

* この本の感想を書きました *

作 者:森美樹 作者:森美樹
発売日:2015年03月20日

読了日:2023年11月22日