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おかあさんあるあるが満載!私も娘、母も娘なんだと気が付いた『お母さんという女』| 読書感想文


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益田ミリさんが「お母さん」を書いたエッセイです。


”明るい大阪のおばちゃん”そんなお母さんの中には、子供を愛する気持ちがたくさん。


そして、そのお母さんもまた「娘」なんですよね。


娘はどうしても母親に対して少し厳しめで、母の「嫌だなぁ」って思うところに目がいってしまうけれど...私の母だって(益田さんのお母さん同様)よく笑うし、お花がスキだし、クイックルワイパーの表も裏も使います。

 

お母さんという女 感想

 

「BOOK」データベースより

身近にいるのに、なぜかよく分からない母親の、微妙にずれている言動を愛情深く分析。優しい気持ちになれる、ほのぼのイラスト・エッセイ!

 

最初は、益田さんとお母さんのエピソードがおかしくもあり、愛されて育ったことがとてもよく分かって、ちょっぴり羨ましい....なんて思いました。

 

だけど読み進めるうちにそ、うちのオカンだって(多少不器用でも)私を大切に育ててくれたハズ。そう思うと、私の母も愛すべき母なわけで。

 


本書の母の日のエピソードが、私にとってとても心に残っています。

 

ネタバレはしませんが、いつも優しく何をもらっても嬉しそうにするお母さんが、いつもと違う反応だった母の日。

 

あぁ...同じことを私の母も言ったな...と思い出すと同時に、母も人間なわけで、いつもいつも私が期待するリアクションが出来るわけではなくて。

 

そりゃしんどい時や、嫌なことがあった時は、嫌味の1つくらい言うか...と、改めて思ったのであります。

 

 

母がわがまま言ったり、嫌味をブッこんできたり、キツイこと言ってきたり、何事も私が手伝う前提で当たり前にように話してくるのも、娘の私を信頼しているからなんだろうと...思いたい...思うようにしたい。

 


実家に帰った時に「あんたコレ好きやろ~」って、ピザポテトを買い置きしていた母。(私がピザポテトを好きだったのは中学生の頃。)

 

私のあげたストラップを、もうボロボロなのにつけている母。

 

そして、世界でたった1人の母。

 

今まで、気が付きもしなかったけど、こうした小さな母の行動を想うと、胸がチクっとしました。

 

 

もっとおおらかな気持ちで接してあげなければいけないな、と反省。

 

母の嫌いなところ、子供の頃に凄く嫌だった事はたくさんあるけど、あの頃の母は今の私と同じ30代。

 

きっと彼女も色々な葛藤とか寂しさとか、そんなのがあったんだろう。

 

今なら分かる。

 

自分だっていろんなことがあって、いつだって笑顔で過ごせなかった。

 

子供に対してキツくあたってしまった事もあった。

 

きっとあのころの母だってそうなんだろう。

 

私の事が嫌いだったわけでもなく、大事じゃなかったわけじゃない。

 

だからもう、そんな過去に執着しなくていいんだよって自分に対して言ってあげたくなりました。

 

 

おもしろエピソードが書かれているはずのエッセイなのに、ところどころジーンとさせてくれたり、「母と娘」を改めて考えさせてくれます。

 

いつかは別れがやってくる。

 

その時に、後悔しないように「お母さんという女」を(嫌味を言い合いながらでも)出来るだけ大切にしてあげたいと、このエッセイを読み終わったあと思いました。

 

* この本の感想を書きました *

作 者:益田ミリ 作者:益田ミリ
発売日:2004年12月07日

読了日:2014年05月02日