
読書感想文の課題図書だったため、2016年に小学生の子供用で購入。
文字が少ないので「読む」のは簡単なのですが、しっかりとした感想文を書こうとすると、少し難しいかもしれません。
ここで土になる 感想
「BOOK」データベースより
食物も着る物もすべて村にあった。村人が全員ひっこしていっても、おじいさんとおばあさんは畑を耕し、次の世代のためにと、畑の石をひろい続けている。その姿を、大銀杏の中でなくなったというお坊さん「安心」になぞらえ描く。
ダムの建設のため、村人は村を去り・・・残ったのは老夫婦2人。
お墓まで移動させ、逸話の残る大きなイチョウ木の移植の準備も始まりましたが...ダムの建設はとん挫します。
ダムが出来なくても、もう元の村には戻らない...そして大きな銀杏の木は、艶を失い実も付けなくなりました。この現実に胸が痛みます。
時々、空港や高速道路の建設の立ち退きを拒否されている人の映像をニュースで見たりします。
それを見て、それぞれに色々なことを思います。(時にそこに様々なものが絡んでいるという事も分かります。)
でも、ただただこうして生まれ育った場所で、命を全うしたいという強い気持ちの方もたくさんいらっしゃるんだと知りました。
私たちの便利な暮らしというのは、いくつもの犠牲の上になりたっているのだなと改めて感じました。
変わってゆくもの、変わらずにそこにあるもの。
老夫婦の変わらない覚悟がひしひしと伝わってきました。
