
青少年読書感想文全国コンクールの課題図書は本の専門家の方々が、新しく出版された本の中から年齢に合わせて、フィクション、ノンフィクション、外国作品などから選んでいます。
読書感想文を書く書かないを問わず、お子さんへの本選びの参考になればいいな...ということで課題図書を年別にまとめてみました。
今回は、青少年読書感想文全国コンクール第67回(2021年)課題図書一覧です。
※改定・改装版を紹介している場合があります。
第67回(2021年)課題図書一覧
小学校低学年の部
あなふさぎのジグモンタ
ジグモのジグモンタは、穴ふさぎが得意な服の修理屋さん。でも、この頃はみんな新しいものを欲しがります。修理という作業を通じて、古いものを使い続ける意味とともに、物作りの喜びまでもが伝わってくるお話。
作者:とみながまい
そのときがくるくる
「なす」が苦手なたくまに、おじいちゃんは自分も昔は「なす」が苦手だったこと、今は苦手でもいつかおいしいと思える“そのとき"がくるということを教えてくれました。果たして、たくまに“そのとき"がくるのでしょうか。苦手な食べものがある子ども達、がんばっても食べられない子ども達に読んでもらいたい1冊です。
作者:すずきみえ
みずをくむプリンセス
アフリカの、ある水くみ少女の一日を描いた絵本です。もとになる話をしてくれたのは、スーパーモデルのジョージー・バディエルさんです。ジョージーは、有名なファッションショーや、雑誌のモデルとして、世界中で活躍しています。
作者:スーザン・ヴァーデ
どこからきたの?おべんとう
おべんとうの中身は、どこからどのようにやってくるのでしょうか?ひとつのおべんとうから、世界のつながりが見えてくる。遊び心たっぷりの絵で、何度読み返しても楽しめること間違いなし!
作者:鈴木まもる
小学校中学年の部
わたしたちのカメムシずかん:やっかいものが宝ものになった話
小さな町の小さな小学校で本当にあった夢のようなお話が絵本になりました。あわせて、カメムシはどんな虫なのか基本的な情報や、「カメムシはどうしてくさいの?」「どうして集まるの?」といったカメムシの生態についても、最新の研究をもとにわかりやすく紹介しています。
作者:鈴木海花
ゆりの木荘の子どもたち
ゆりの木荘は、100年以上も前に立てられた立派な洋館。いまは有料老人ホームになり、サクラさんやモリノさんたち、6人の老人が住んでいます。春風が吹くある日、サクラさんはだれかが歌う手まり歌──時々聞こえる歌──を耳にします。モリノさんにいわれるまま、サクラさんがその歌を口ずさんでみると、ふたりは突然、子どもになってしまいました。そう、87歳のおばあさんではなく、10歳ばかりの女の子に……。
作者:富安陽子
ぼくのあいぼうはカモノハシ
気のやさしい男の子と、ちょっとすましたカモノハシのとぼけたやりとりが楽しい、ほのぼのとした冒険物語。
作者:ミヒャエル・エングラー
カラスのいいぶん:人と生きることをえらんだ鳥
もともとは森でくらしていたカラス。人の出すゴミにひきよせられて街へとおりてきました。しかし、街のくらしも楽ではありません。なわばりあらそいのきびしさ、子育ての苦労など、いがいと知られていないカラスの生活をほりさげます!カラスを愛する著者が語るノンフィクション。
作者:嶋田泰子
小学校高学年の部
エカシの森と子馬のポンコ
子っこ馬のポンコが行く。ここで、ポンコはほんとうに自由だ。すきなところへ、すきなように歩いていく。北海道の森で暮らす子馬のポンコの成長を、やさしくあたたかなまなざしで描く。
作者:加藤多一
サンドイッチクラブ
珠子はダブル塾通いをする小学6年生。ぼんやりむかえた夏休みに、無心に砂像を作るヒカルと出会う。強烈な個性をもち、成績もトップクラスのヒカルは「戦争をなくすためにアメリカの大統領になる」という。家庭環境も性格も異なるふたりの少女が、たがいを受け入れ、まっすぐに世界と向きあっていく姿をさわやかに描く。
作者:長江優子
おいで、アラスカ!
12歳の少女パーケルと13歳の少年スフェンが主人公の物語です。ふたりが交互に、新学期の二週間のあいだに起こる出来事を語ります。
作者:アンナ・ウォルツ
オランウータンに会いたい
20年近くオランウータンを追い続ける著者は、時には20メートルを超す巨木に登り、時には夢中で追いかけてジャングルで迷子に。オランウータンの思慮深い目に魅せられた著者が、霊長類研究からわかった未来を作る知恵を、魅力的なフィールドワークを通じて伝えます。
作者:久世濃子
中学校の部
with you (ウィズ・ユー)
夜のランニング中、中学三年生の悠人は公園のブランコに座っている少女・朱音と出会う。受験を控え、自分の存在意義を見出せないでいた悠人は、何か事情を抱えていそうな朱音に惹かれていく。朱音が母の介護と妹の世話をしている「ヤングケアラー」だと知った悠人は、彼女のために何かしたいと思いはじめる。
作者:濱野京子
アーニャは、きっと来る
羊飼いの少年ジョーは、ある日山の中で見知らぬ人とめぐりあい、ナチスの迫害をのがれたユダヤ人とかかわりを持つことになります。スペインに逃げようとしている12人の子どもたちを―手を貸すことに賛成の人も反対の人も―村人たち全員がドイツ兵から守ろうとします。
作者:マイケル・モーパーゴ
牧野富太郎:日本植物学の父
「日本植物学の父」と言われる牧野富太郎の研究にかける情熱と生き方、支えたまわりの人物などを紹介します。植物のつくりや分類のしくみなど、科学的資料も満載です。
作者:清水洋美
高等学校の部
水を縫う
手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている高校一年生の清澄。一方、結婚を控えた姉の水青は、かわいいものや華やかな場が苦手だ。そんな彼女のために、清澄はウェディングドレスを手作りすると宣言するが、母・さつ子からは反対されて——。「男なのに」「女らしく」「母親/父親だから」。そんな言葉に立ち止まったことのあるすべての人へ贈る、清々しい家族小説。
作者:寺地はるな
兄の名は、ジェシカ
生物学的な性、社会的な性、そして本人が自覚する性の問題を、家族4人の立場から、わかりやすく、誠実に、時にコミカルに描く。
作者:ジョン・ボイン
科学者になりたい君へ
「どうすれば科学者になれるのか」?研究生活、論文、ノーベル賞、科学の面白さ……日本の科学研究を牽引した著者が実例を交えて案内する。科学を見る目がガラッと変わる、全ての人に必読の書!
作者:佐藤勝彦

