
青少年読書感想文全国コンクールの課題図書は本の専門家の方々が、新しく出版された本の中から年齢に合わせて、フィクション、ノンフィクション、外国作品などから選んでいます。
読書感想文を書く書かないを問わず、お子さんへの本選びの参考になればいいな...ということで課題図書を年別にまとめてみました。
今回は、青少年読書感想文全国コンクール第40回(1994年)課題図書一覧です。
※改定・改装版を紹介している場合があります。
第40回(1994年)課題図書一覧
小学校低学年の部
はたらきもののあひるどん
とってもはたらきものの、あひるどんがいた。ご主人がたいへんなのらくらだったので、農場の仕事はぜんぶあひるどんがやっていた。毎日こき使われるあひるどんは、もうくたくた。すっかり同情した農場のめうしやめんどりたちは…?
作者:マーティン・ワッデル
大どろぼうくまさん
「どろぼうさん」というテーマの本です。悪い人がだんだん心優しくなっていくお話。
作者:ふりやかよこ
こひつじクロ
白くなりたい!まっ白いひつじのむれの中で一ぴきだけ黒くて小さなクロはいつも思っていました。そのクロが…。
作者:エリザベス・ショー
どんどんのびる草
春、かれたようになっていたクズが、6月になるとどんどんのびはじめます。 一つのクズの根もとからあちこちにのびているつるの長さを合計したら、なんと、2000メートルにもなりました……!
作者:村山幸三郎
小学校高学年の部
アニーとおばあちゃん
ナバホ・インディアンの少女アニーと、死を間近にした祖母との物語を通して、子どもたちに「死」とは何か?静かに語りかける。
作者:ミスカ・マイルズ
星のまつり
情報なし
読書メーター:『星のまつり』
作者:最上一平
少年の海
プールで少ししか泳げないのに、遠泳に挑戦することを決心した太。みんなの応援をうけ、練習にはげむ。
作者:横山充男
あばれ天竜を恵みの流れに
かつて天竜川の氾濫は、多くの命や財産を奪った。その悲惨さをまのあたりにした明善は、天竜川の洪水を治めるために、自己財産と時間をなげうってまで、植林と堤防工事を進めていく……
作者:赤座憲久
中学校の部
メイおばちゃんの庭
貧しくも愛に包まれた少女サマーの生活は、おばの死によって一変した。しみじみと愛をうたうニューベリー賞受賞作。
作者:シンシア ライラント
きらめいて川は流れる
川は、どんなときでもどこまでも、リズムをくずさず、時を刻むように流れていく。柊子も、輝きの一瞬をむかえる。
作者:生源寺美子
夜明けへの道
現在もカースト制度という厳しい身分差別の残るインド。ビーム・アンベードカルはしいたげられた人々を救うために立ち上がった。しかし、志なかばにして永眠してしまった彼の心を継いだのは、一人の日本人僧侶だった。
作者:岡本文良
高等学校の部
わたしの生まれた部屋
その小さな部屋は、新しい命の誕生をむかえ、また家族のだれかに永遠の別れをつげるための、神聖な場所だった。百年に近い年月、誕生と死とが小さな部屋の戸を出入りし、窓からは遠く、世の中の移り変わりが伝わってきた。死を前にしたひとりの老婦人が語る、十九世紀から二十世紀にかけてのあるアメリカの家族の歴史。
作者:ポール・フライシュマン
ミラクル
主人公の少年、アル。ジャズピアニストのパパと南へ向かって父子旅が続く。 アルはママを知らない。ママとは何か? きっとどこかにいると信じて、アルはいつも自分だけのママを探している。
作者:辻仁成
解剖学教室へようこそ
解剖すると何が「わかる」のか。動かぬ肉体という具体から、どこまで思考が拡がるのか。養老ヒト学の原点を示す記念碑的一冊。
作者:養老孟司


