
本屋さんで、ちょっと衝撃的?なタイトルが目に留まり買ってみました。
タイトルから予想できるように「毒親」と言われる母親(時に父)に育てられた、筆者の苦悩が描かれています。
母がしんどい 感想
「BOOK」データベースより
テレビ・新聞・雑誌で話題沸騰!しんどい母から自立し、自分なりの幸せを掴むまでを描いた感動のコミックエッセイ。
この本に出てくる母親は、子供を縛り付ける....というか、過干渉で子供を自分の所有物のようにする母親。
私の母とは正反対のタイプなので「自分に置き換えて読む」ということはできませんでした。
私は放置されて育ったので、その反対の過干渉というのはもっと心地いいものだと思っていました。
だけど、筆者エイコのお母さんは病的です。(実際、こういう場合は親が病んでいることも多いのかもしれません。)
本の表紙には、満面の笑みのお母さんが大きく書かれているのですが...読む前と読み終わった後では、その表紙の絵がまったく違うものに見えます。
過干渉未経験者の私にとっては、最初は「過保護なお母さん」って感じ。感情的になって怒鳴るというのも、ある程度までは誰にでもあることなんじゃないかな...とか。
ただ、やはりそれが子供が大きくなるにつれてエスカレートして、娘をまるで自分の所有物のようにしていく様は怖いです。
確実に子供の心を歪めるなぁと感じました。
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一見人当たりがいい「お母さん」を嫌いだとか、苦手だと思う事で自己嫌悪に陥るエイコ。これもなんか分かる。
「親」や「兄弟」とは仲良くしなければいけないし、家族を苦手だなんて思うのは冷たい...とんな風に私たちの世代には刷り込まれているところがあります。
エイコのお母さんは、我が子に自分を投影する...というか、娘を自分の理想形にしたいという歪んだ愛情なのかなと思います。
多くの母親が口にしたことのあると思われる言葉「あなたの為」という言葉が、こんなにも重く暗く苦しいものになるって悲しいな...と思うとともに、自分はこんな母親になってはいけないという事を心に強く思いました。
母親の鎖のような呪いで、子供を縛り付けてしまってはいけない。子供が困ったとき、辛い時に、ふんわりと包み込む優しく温かい毛布になりたいと、そう思わせてくれた本でした
