★ 私の読書感想文
私は ”ノート” とか”文房具”をこよなく愛しています。 特にノートは、質感やデザインが好き....みたいなのもありますが、上手に使いこなしたり活用している人様のノートを見るのが大好きです。 自分はあまり上手に使いこなせないから、余計に好きなのかもし…
本屋さんで、ちょっと衝撃的?なタイトルが目に留まり買ってみました。 タイトルから予想できるように「毒親」と言われる母親(時に父)に育てられた、筆者の苦悩が描かれています。 母がしんどい 感想 「BOOK」データベースより テレビ・新聞・雑誌で話題沸…
私もいい大人になり、自分の家族を持っということを経て、最近なんとなく「家族」というものが分かってきた...かな? そんなタイミングでこの本に出会えてよかった、そう思いました。 『ホタルの熱』『おかあちゃんの口紅』はラジオドラマや入試問題にもなっ…
ほしいものはなんですか? 感想 「BOOK」データベースより 「このまま歳をとって、“何にもなれず”終わるのかな…」 悩める二人の女性に、一人の少女が大切なものを運んでくる――。 アラサー、アラフォーを超え、すべての人に贈る傑作漫画! 一人っ子のリナちゃ…
第5回 女による女のためのR-18文学賞で、大賞と読者賞を受賞した作品です。 江戸は吉原での遊女のお話。 安達祐実さん主演で映画化されています。 リンク 花魁のお話なので作中に性描写があるので、好き嫌いは分かれるかもしれませんが...女性作家のためか、…
日本感動大賞大賞作品です。 主人公は29歳になった派遣社員の女の子。 一人ぼっちで迎える29歳の誕生日に、「自分はどうしてこうなってしまったんだろう...」と人生を振り返る。 その振り返った人生に、私から見ると失敗なんかなくて。 ただただ普通に生きて…
益田ミリさんが「お母さん」を書いたエッセイです。 ”明るい大阪のおばちゃん”そんなお母さんの中には、子供を愛する気持ちがたくさん。 そして、そのお母さんもまた「娘」なんですよね。 娘はどうしても母親に対して少し厳しめで、母の「嫌だなぁ」って思う…
1975年(第21回)青少年読書感想文全国コンクールの課題図書です。 私も、私の娘も保育園育ち。 そんな私たち親子の共通点である保育園が舞台の本です。 そして、娘が保育園時代に園の先生がよく読み聞かせをしてくれた思い出深い本でもあります。 娘はこの…
第140回(2008年下半期)芥川賞受賞作です。 私は津村記久子さんの文章がとても好き! ドキドキするようなことが特に起きる訳でもなく、淡々と過ぎる毎日を書いている佐生品が多いのですが、それが私の中にすっと入ってきます。 そして、「怒り」を書くのが…
著者は2000年に愛媛県松山市で、在宅医療専門クリニック「ゆうの森」を開業した永井康徳医師です。 このクリニックは職員3人、患者ゼロからスタートしました。 「理念」「システム」「人財」において、高いレベルを維持することで在宅医療の「質を高めること…
もう17年も前に出版された本です。実は10年くらい前に読んだことがあるのですが、図書館で見つけたので再読しました。 下記のようにシリーズ化されています。 この本に興味がある方へのおすすめ 情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版] 情報は1冊のノート…
第46回「群像新人文学賞(小説部門・優秀作)」受賞作品。 そしてこの作品が、村田沙耶香さんのデビュー作です。 授乳 感想 「BOOK」データベースより 受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立…
本屋さんで、タイトルがなんとな~く目に留まり購入。 収録されている「まばたきがスイッチ」は、第12回女による女のためのR-18文学賞読者賞受賞作品です。(故に性表現が多めです。) 主婦病 感想 「BOOK」データベースより 「たとえ専業主婦でも、女はいざ…
4話からなる短編集。 誰だって1つや2つあるであろう「現実と記憶の相違」。 それが自分の中だけでのことならば、さほど問題でないけれど...相手がいることだったら、こんな感じになっちゃうよなぁ...という感じ。 多くの人は、後に「答え合わせ」をしないか…
『やめてみた。』などでおなじみのわたなべぽんさん。 わたなべさんの本は他にも読んだことがありますが、読むたびにとても自分に自信がない人だな...と感じる部分がありました。(そこもまた共感ポイントなのですが。) この本を読むと、その理由がとてもよ…
「母影」と書いて”おもかげ”と読みます。 ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル&ギターの尾崎世界観さんの4年半ぶり、初の純文学作品。第164回 芥川賞候補作です。 母影 感想 「BOOK」データベースより 少女の純然たる目で母の秘密と世界の歪(いびつ…
絵本です。 だけど...私は、こんなにも救いのない絵本を読んだ記憶がありません。 わたしのいもうと 感想 「BOOK」データベースより いじめによって傷つき、登校もしなくなった私の妹は心を閉ざしてしまった。差別こそが戦争へつながると訴えかける絵本。 お…
表紙とお値段に惹かれて買いました。 あと、日本を代表する文豪の作品に触れたかったのもあります。『蜘蛛の糸』『地獄変』を含む計8編が収録されています。 蜘蛛の糸・地獄変 感想 「BOOK」データベースより 地獄の池で見つけた一筋の光はお釈迦様が垂らし…
読書感想文の課題図書だったため、2016年に小学生の子供用で購入。 文字が少ないので「読む」のは簡単なのですが、しっかりとした感想文を書こうとすると、少し難しいかもしれません。 ここで土になる 感想 「BOOK」データベースより 食物も着る物もすべて村…
総勢36人の「文豪」と呼ばれる人たちのヤバイ一面を教えてくれます。 登場してくる人物を全員知っていたわけではありませんが、文豪同士の関係性なども書かれていて興味深く読めました。 眠れないほどおもしろいやばい文豪 感想 「BOOK」データベースより い…
子どもを伸ばす毎日のルール 感想 見開きの半分は子供向け、半分は保護者向けに書かれています。 娘が小学生になってから、時間がある時に1ページづつ娘と一緒に読んでいます。 あいさつをきちんとする 人の話をさえぎって自分の話をしない 時間を守る 呼ば…
きつねのおきゃくさま 感想 「むかしむかしあったとさ」で始まるこのお話。 小学校の国語の本に載っている「きつねのおきゃくさま」です。 私は娘の教科書の音読の宿題で初めて知りました。 小学校低学年で、(生え変わりのため)前歯がない娘の舌足らずな感…
2024年に20歳になった娘。 そんな娘が幼いころに大好きだった絵本です。 100万回生きたねこ 感想 「BOOK」データベースより 読むたびにちがう気持ちになる、りっぱなとらねこの、ふしぎな物語。 私の実家で夕食を食べた後、祖母はTVを見て、母は机を拭いて、…
他の短編集に収録されていた作品や、文芸誌で発表されたものをひとつにした文庫オリジナルの全6話の短編連作集です。(第一話の「旅をあきらめた友と、その母への手紙」は『さいはての彼女』に収録されています。) 解説は阿川佐和子さん。 旅を舞台にした人…
昨年の春から娘が大学生になりました。 県外の大学に進学したので、入学と同時に一人暮らしをすることに。 今までしっかり育ててきたつもりではあるけれど、(当時)まだ19歳。 親元を離れたら...思わぬことで困ったり、甘い誘惑、危険なこと、危険な人との…
40歳を過ぎて、生きることへのしんどさから開放されたなぁと感じる今日この頃。 益田ミリさんも、戻るならそのくらいの年だと書いていたので、同じように思う人は多いのかもしれません。 本書はミリさんのお父さんが、亡くなられる前後を中心に書いたエッセ…
2004年出版の『キッパリ! たった5分間で自分を変える方法』が100万部を超える大ヒットした、上大岡 トメさんのコミックエッセイです。 老いる自分をゆるしてあげる 感想 「BOOK」データベースより 誰にも平等に訪れる老化。なのに目をそむけたくなるのは、…
タイトルと装画に惹かれました。 凄く凄くよかったです。何度も読みたいです。 本作品は、連作短編集で登場人物がリンクします。それがまた非常に胸に刺さる構成になっています。 骨を彩る 感想 「BOOK」データベースより わからない、取り戻せない、どうし…
作者さーたりさんは、現役のお医者さん。 娘が医師を目指し始めた時にふと、さーたりさんの本が目に留まり、以来全て読ませてもらっています。 さーたりさんの作品 腐女医の医者道! 腐女医の医者道!外科医でオタクで、3人子育て大変だ!編 腐女医の医者道…
大人の世界でもあるイジメ。 それは子供の世界にも、さかなの世界にも...。 この本は、さかなクンの体験をもとに書かれています。 さかなのなみだ 感想 「BOOK」データベースより さかなの世界にもいじめがある。小さな学校のなかにも。せまい社会のなかにも…